Environmental History

第18回環境史研究会ワークショップのご案内

10 月 21st, 2016 Posted in 未分類 | No Comments »

京都大学人文科学研究所の瀬戸口明久さんからのご連絡を転送します。

第18回環境史研究会のご案内

次回環境史研究会の案内をお送りします。 今回はテーマに沿っていろいろな分野の方に話題提供して頂くことにしました。 ご参集のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

日時:2017年2月12日(日)13:00-17:00 場所:京都大学人文科学研究所3階セミナー室4 http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/access/access.htm

ワークショップ「人新世と環境史における時間」

「人新世」(anthropocene)という概念が話題になっている。人類が地球規模のインパクトを与えている地質年代として、新たに提唱されていたものである。最近では自然科学だけでなく、環境史や環境思想でも注目されている。しかし、地質年代のような自然の時間と人間の歴史学的な時間のあいだには、何らかのズレがあるように思われる。環境史における自然科学と人文社会科学のアプローチの食い違いも、こうした時間感覚のズレから生じているのではないか。「人新世」は、両者をあいだの壁を崩す概念ではないだろうか。本ワークショップでは、そもそも「人新世」とは何か、環境史における「時間」はどこへ向かうのか考えてみたい。

報告者(タイトルは後日) 瀬戸口明久 林竜馬 井黒忍 篠原雅武

第17回環境史研究会ワークショップのご案内(村山)

6 月 13th, 2016 Posted in 未分類 | No Comments »

みなさま(竹本さんからの案内を転送します。)

昨年秋に開催された高松の学会からずいぶん時間が過ぎてしまいました。関東は一昨日梅雨入りしたとのことで、今日もどんよりとした天気ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

第17回環境史研究会ワークショップを7月9日(土)に東京大学で開催いたします。

今回は、森林総合研究所の平野悠一郎さんと台湾師範大学のShyue-Cherng Liawさんに報告をお願いしました。平野さんには、日本に留学経験のあった梁希という人物が現代中国の森林政策に果たした役割について報告いただきます。Liaw教授は、地理学で山村問題を専門にされており、この7月から2ヶ月間、東京大学林政学研究室に共同研究員として短期滞在します。

報告内容はまた追ってご連絡いたします。

日程; 7月9日(土) 14時〜18時

場所; 東京大学農学部 (部屋は追って連絡いたします)

報告者;平野悠一郎さん、Shyue-Cherng Liawさん  (タイトルは追って連絡いたします)

*懇親会も予定しておりますので合わせて参加いただければ幸いです。

急なお知らせになってしまい、大変恐縮ですが、たくさんの方の参加を心よりお待ちしております。最後になりますが、

竹本はこの4月から東京農工大学農学研究院に異動しました。今後もどうかよろしくお願いします。

Thank you from the Local Preparatory Committee (EAEH 2015)

11 月 7th, 2015 Posted in 未分類 | No Comments »

Dear EAEH 2015 participants,

Thank you very much for participating in EAEH 2015, held on October 22-25, 2015 in Takamatsu, Kagawa, Japan. We thank all of our colleagues for their kind cooperation and enthusiasm, without which we surely would not have had such a successful conference. We hope that it was an inspiring and fruitful experience for everyone who attended.

We look forward to meeting you again in 2017.

Best regards,

Hiroko Nakamura

Local Preparatory Committee, EAEH 2015

EAEH 2015 (Oct. 22-25.) has closed!

11 月 4th, 2015 Posted in 研究会等案内 | No Comments »

Thank you for the participants. The following message was my welcome address:

Welcome from the President of AEAEH

Welcome to Takamatsu. On behalf of the local organizing committee, I am pleased to invite participants from around the world to the Third Conference of East Asian Environmental History (EAEH 2015). EAEH originated in 2009, when more than twenty scholars of East Asian environmental history participating in WCEH 2009, held in Copenhagen and Malmo, shared their concerns for the underrepresentation of East Asia and agreed to form the Association for East Asian Environmental History (AEAEH).

The AEAEH is an organization of 435 individual members (as of 9 September 2015) engaged in research on East Asian environmental issues with historical perspectives. Scholars from fields related to environmental studies, such as history, archaeology, literature, ethics, anthropology, geography, demography, economics, sociology, law, biology, ecology, agronomy, nutrition, medical science, public health, meteorology, geology, and engineering (energy, hydrology, municipal engineering), are all welcome to join our membership. Interdisciplinary approaches will be emphasized, and within the sphere of East Asia a wide temporal span will be covered. Comparative studies, of course, will also be encouraged.

The conference program demonstrates the diversity of fields represented at EAEH 2015. Around 30 Japanese AEAEH members have formed ten Network Committees (Table 1) to select keywords for the conference and to plan each session. We hope that these groundbreaking networks will sow seeds for future interdisciplinary studies “beyond borders”.

EAEH 2015 welcomes 250 to 300 participants from 20 countries, not limited to the East Asian area. Our conference will have a total of 61 sessions, including plenary sessions, keynotes, book sessions, an open symposium, parallel sessions and round tables. On Friday, most of us will explore the beauty as well as modern challenges of an island of the Seto Inland Sea.

This booklet contains general information, the full schedule of the conference and details of keynote speeches. The index should be helpful in finding out when and where you will be presenting. Participants are invited to attend the tea ceremony and Welcome Party on Thursday.

We are grateful for your warm cooperation in making our conference possible and hope that it will be enjoyable and fruitful for all who participate.

Professor Dr. Satoshi Murayama

Chair, Local Organizing Committee

President, Association of East Asian Environmental Studies

第16回環境史研究会ワークショップのご案内(村山)

5 月 24th, 2015 Posted in 未分類 | No Comments »

みなさま

以下、東大の竹本太郎さんの案内を転送します。

環境史研究会メンバー各位

竹本です。初夏になったものの、不安定な天気が続いてます。環境史的にも、ネパールの地震や、箱根山の状況が気になるところですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

第16回環境史研究会ワークショップを下記の通り東京大学で6月6日に開催いたします。

オハイオ州立大学のブラウン先生には、人為起源の災害に関する報告を、山梨大学の喜多川先生には、最近出版されたご著書『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』の内容に関する報告をお願いしました。

『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』については、割引購入ができますので、添付のチラシをどうぞご活用ください。ワークショップの後には懇親会(18時頃~)も予定しております。あわせて参加いただければ幸いです。

【日 時】 2015年6月6日(土)13時~17時

【場 所】 東京大学農学部1号館3階 農経会議室

【題目と概要】

「Anthropogenic Disasters: Secondary Effects of the Built Environment on the Impact of Extreme Natural Events」 Philip C. Brown (オハイオ州立大学)

Subjects: 1) Water Control and urban subsidence (Niigata), 2) Water control innovations impacts on existing water control facilities (cases from central Niigata Prefecture), 3) Roads, railroads, and dike impacts on tsunami (Tohoku), 4) Changing human consciousness: “Blind Faith” in technology or “Agnatology” (deliberate/manufactured “forgetting”)

「ドイツ容器包装廃棄物政策史:『環境政策史論―ドイツ容器包装 廃棄物政策の展開』をめぐって」 喜多川進(山梨大学)

ドイツの容器包装廃棄物政策は,拡大生産者責任と呼ばれる新しい 環境原則の最も早い実施例として知られており,《環境先進国ドイツ》という評価を定着させた。しかし,環境政策として独創的かつ先導的な側面をもつドイツの容器包装廃棄物政策が,なぜ,どのようにしてコール政権期に生み出されたのかという点は,緑の党や環境保護団体の影響であると漠然と説明されることがほとんどであり,これまでの研究においては十分に明らかにされていない。そこで,本報告では,1970年から1991年の容器包装令制定に至る時期に注目し,ドイツの保守政党および経済界による容器包装廃棄物政策の推進理由を検討する。そして,同政策は,環境保全よりも廃棄物処理部門の民営化や旧東ドイツ地域および欧州でのリサイクルビジネスの新規展開,さらに目前の総選挙での勝利といった経済的および政治的動機によって推進されたことを示したい。本報告では,拙著『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』(勁草書房)に基づき,緑の党や環境保護団体といったグリーンな勢力とは異なる,保守政党・経済界による《もうひとつの環境政策の潮流》に光を当てる。

(参照)『環境政策史論―ドイツ容器包装 廃棄物政策の展開』http://www.keisoshobo.co.jp/book/b190657.html

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以上、よろしくお願いします。

第16回環境史研究会ワークショップの予告(村山)

4 月 22nd, 2015 Posted in 未分類 | No Comments »

みなさま、先日、香川大学で開催させて頂いた第15回環境史研究会ワークショップでは、素晴らしいご報告と活発なご議論に心より感謝申し上げます。

なお、次回は、6月6日土曜日の午後に、東京大学農学部で開催させて頂きます。今回は、いずれも昨年から今年にかけてご著書を出版されたお二人、来日されているオハイオ州立大学の近世環境史家 Philip C. Brown 氏ならびに山梨大学の喜多川進氏よりご報告を頂く予定です。ふるってご参加ください。

第15回環境史研究会ワークショップのご案内(村山)

3 月 24th, 2015 Posted in 研究会等案内 | No Comments »

環境史研究会からのご案内です。今回の世話役である藤原辰史さんからの案内を転送します。

第15回環境史研究会のご案内をお送り致します。年度スタートのお忙しい時期とは 存じますが、みなさまの参加をお待ちしております。

【日 時】 2015年4月1日(水)9時〜17時

【場 所】 香川大学教育学部2号館2階「遠隔教育調査研究室」

【報告者および演題】 <午前の部(9:00〜11:30)> 「環境史研究におけるナラティブアプローチに関して」 ラウンドテーブル:青木聡子(名古屋大学)・村山 聡(香川大学)

<午後の部(14:00〜17:00)>(自由論題報告2本)

★野間万里子(京都大学) 「和牛」成立の史的前提—食の環境史の視点から

要旨: きめ細かな脂肪交雑で、現在世界的にも高い評価を受けている和牛について、その成立過程を環境史の視点から捉えなおす。近代日本では、牛はあくまでも役肉兼用として水田稲作経営の中で飼養されてきた。文明開化以降の牛肉食普及に伴い、牛飼養のあり方も変化を迫られた。また牛飼養の変化は消費をさらに刺激することとなった。消費と生産との相互連関のなかで、牛肥育技術が展開したさまを明らかにする。

★藤原辰史(京都大学) 毒ガスと農薬—第一次世界大戦の環境史

要旨: 第一次世界大戦は数多くの新兵器を生み出したが、毒ガスは多くの兵士を苦しめ、また殺害した。この毒ガス兵器の戦中の開発のみならず、戦後の平和利用、つまり農薬への転用についても考えてみたい。

第14回環境史研究会ワークショップのご案内(2014年10月18日土曜日)

10 月 5th, 2014 Posted in 未分類 | No Comments »

東大林政の竹本太郎さんからの案内を転送します。(村山)

環境史研究会メンバー各位

竹本です。 あっという間に冬学期が始まってしまいました。 御嶽山の噴火、エボラのアウトブレイク、スーパー台風18号の接近と、 環境史的な関心からも気になることが目白押しですが、 みなさまいかがお過ごしでしょうか。

第14回環境史研究会ワークショップの報告概要が届きましたので、お知らせします。 どちらの報告も大変興味深く、10月18日がいまから楽しみです。

ワークショップの後には懇親会も予定しております。 あわせて参加いただければ幸いです。

【日 時】 2014年10月18日(土)13時~17時

【場 所】 東京大学農学部キャンパス内向ヶ丘ファカルティーハウス2Fセミナー室(動物医療センターの近くです。詳細は下記URLをご覧ください) http://www.mukougaoka-facultyhouse.jp/access.php ※当日は大学のホームカミングデー行事のため、いつもと会場が違います。お気を付け下さい。

【題目と概要】

「砥川流域協議会における住民合意形成の背景としての流域とのかかわり史――恩恵と災害リスクを軸に」 保屋野初子

下諏訪町の大半を占める砥川流域では、上流部での県営ダム計画をめぐる反対運動に端を発する地域内の対立、県政レベルの紛争がほぼ10年間続き、2003年にダムに拠らない河川整備計画原案を話し合う砥川流域協議会が設置され、合意形成が図られた。本研究では、流域住民を主体とする形で設計された協議会において住民同士が対立点を乗り越え合意に到達していった過程を、議事録に基づき詳細に分析した。分析にあたり、砥川流域における地形・生態系と地域住民とのかかわりを藩政時代に遡って原型を設定し、現在に至る変遷を検討した。原型は、入会による資源確保、上流を原因とする土砂水災害に着目し、人々が恩恵を求めて上流域にかかわる方向と、それによって下流域方向に潜在的に増大する災害リスク、という動的な関係性が均衡する状態とした。恩恵/災害リスクという軸の設定は、住民にとっての流域が相反する要素が切り離せない全体的存在であることを捉えるためでもある。この軸を以て流域協議会の議論を分析したところ、流域の場所ごとに住民が互いの間で恩恵とリスクを再配分していること、上流と下流の間で恩恵と災害リスクの配置換えを試みるなかで流域意識を共有していったことがわかり、そのプロセスそのものが合意形成のダイナミズムとして捉えることができた。流域意識の共有が可能となった要件の一つに、この流域で繰り返される御柱祭という恩恵の存在もある。本研究は、流域の改変や維持管理には、恩恵と災害リスクを過去から将来にわたって享け続ける当事者である住民を主体に据えた合意形成が必要であることを明らかにした。 (参照)『流域管理の環境社会学 ―下諏訪ダム計画と住民合意形成―』https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/3/0255700.html

「裁判史料よりみた、清代中国における山の利用と管理」 相原佳之

本報告では、清代中国(1636~1912年)における自然資源の利用や管理のあり方を、同時代の裁判史料より考察する。 清代の裁判は、最下級の官庁で受理された後、案件の軽重など必要に応じて上級官庁に上申され、覆審を経て最終的な刑が決定された。死刑相当の案件については皇帝まで文書が進呈され、刑が確定した。この進呈された文書は刑科題本と呼ばれる。刑科題本には事件のいきさつや関係者の供述が記録され、そこに含まれる情報は当時の家族関係や経済活動などさまざまな社会生活に接近するための材料としても研究者に利用されてきた。 報告では、刑科題本から山地や樹木など自然資源の所有・利用・管理に関わる事例を取り上げて考察する。なかでも、資源をめぐる共有や共同のあり方について、コモンズの議論等も参照しながら整理することで、他の地域・他の時代との比較に向けた議論の素材としたい。

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以上、よろしくお願いします。

个个个个个个个个个个个个个 竹本太郎@東大林政 03-5841-5213 (内線25213)

第3回東アジア環境史会議「EAEH2015」は2015年10月22~25日に香川で開催されます。 Beyond borders. Oceans, mountains, and rivers in East Asia.

第13回環境史研究会ワークショップのご案内(村山)

6 月 24th, 2014 Posted in 研究会等案内 | No Comments »
京都大学人文科学研究所の藤原辰史さんからの案内を転載します。
環境史研究会のみなさま
お世話になっております。
さて、7月の研究会のご案内です。蒸し暑さまっさかりの京都ですが、ぜひご参集ください。暑気払いも兼ねた懇親会も企画しております。
日時:2014年7月19日(土)13:00ー18:00
場所:京都大学人文科学研究所3Fセミナー室4
発表:
都留俊太郎「林本源製糖のサトウキビ作経営と二林蔗農事件」(仮)
小川道大「19世紀前半のインド西部の植民地化に伴う社会経済変化
‐軍馬の飼育と土地利用に注目して‐」
Anne McDonald「日本の海から考える環境史」
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606-8501
京都市左京区吉田本町 京都大学人文科学研究所
藤原 辰史
電話/FAX:075-753-6922
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EAEH 2015 Leaflet 第1弾

3 月 13th, 2014 Posted in 研究会等案内 | No Comments »

EAEH 2015