Environmental History

Archive for 3 月, 2011

環境史研究会第5回ワークショップ開催のご案内(村山)

火曜日, 3 月 29th, 2011 Posted in 研究会等案内 | No Comments »

環境史研究会第5回ワークショップは、5月14日に開催します。内容等は、3月14日に開催を予定していたものと同じです。東北関東大震災の影響は想像を絶するものであり、復興への道筋はまだまだ遠いと思われますが、環境史研究会としてもできることを考えていきたいと思いますし、また実行できることは早急に着手したいと思います。 取り急ぎ、ご連絡致します。

第5回環境史研究会ワークショップについて(村山)

日曜日, 3 月 13th, 2011 Posted in 研究会等案内 | No Comments »

環境史研究会のみなさま 想像を絶する甚大な被害をもたらした東北関東大震災ですが、みなさまのご無事を切に願っております。環境史研究に携わる者として深い悲しみを覚えると同時に、環境史研究会の役割や意義についてもさらに考えさせられているところです。 明日14日に第5回環境史研究会ワークショップの開催を予定しておりましたが、すでにメイリングリストに登録されている方々には連絡させて頂きましたように、ワークショップとしては延期をすることにしました。ただ、急な中止の連絡のこともあり、集まれるメンバーで今後についての話し合いを午後1時過ぎから行うことにしました。 被災地におけるできるだけ迅速な復旧を望むと共に、今自分ができること、そして改めて環境史研究の役割や意義について考えてみたいと思います。 2011年3月13日村山記

第5回環境史研究会ワークショップのご案内

土曜日, 3 月 12th, 2011 Posted in 研究会等案内 | No Comments »

第5回環境史研究会ワークショップのお知らせです。今回は「18世紀河西地域の水利開発に見る塩害と沙漠化対策」について井黒忍さんが発表されます。また発表者は一人に絞り、余った時間で、「環境史研究の射程」と題して、環境史研究会の今後を考えるラウンドテーブルを開催するということになりました。みなさまの貴重なご意見をいただきたく、ぜひ奮ってご参加ください。 【日 時】 2011年3月14日(月)14時から 【場 所】 東京大学農学部1号館 3F農経会議室 *前回(第4回ワークショップ)と場所が異なりますのでご注意ください。1号館3階で、第3回ワークショップのときに使用した部屋です。 【発表題目と概要】 「18世紀河西地域の水利開発に見る塩害と沙漠化対策」 井黒 忍  (早稲田大学高等研究所) 河西回廊の名で知られる中国甘粛省西部は、年平均降水量100mm以下の乾燥地に当たり、古来より祁連山に源を発する内陸河川を利用した灌漑農業が行われてきた。但し、オアシスを一歩離れると、塩類集積が発生し風沙が堆積する荒漠地が拡がるという景観が存在した。18世紀における新たな耕地開発の背景には、清朝による新疆制圧という国家政策が存在した。政治的使命としての耕地拡大の要求は、それまで耕作不可能な土地として抛棄されてきたオアシス周縁地にまでその触手を伸ばし、灌漑水路の整備を通して新たな耕作地の開発が進展する。灌漑水路の開削と整備という方法を通して、塩類集積と風沙堆積に対する総合的な取り組みがなされ、塩害地の耕地化が実現されたが、排水施設の欠如と政策の転換による屯田地の放棄により、沙漠化に一層の拍車がかかることとなる。 「環境史研究の射程」                環境史研究会 発起人 環境史研究会の今後を考えるラウンドテーブル